鋼索Q&A
「鋼索」に関するご質問をQ&A形式にしています。
お知りになりたい項目をクリックしていただくと回答をご覧いただけます。
- ワイヤロープの規格は、何で定められていますか?
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JIS(日本産業規格)のワイヤロープ(JIS G 3525)、異形線ワイヤロープ(JIS G 3546)において、ロープの種類、材質、製造方法、機械的性質、試験方法などが定められています。
- ワイヤロープの種類は、何種類ありますか?
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JIS(日本産業規格)において、ワイヤロープ(JIS G 3525)では24種類、異形線ワイヤロープ(JIS G 3546)では9種類の構成があります。その他にも、ロープメーカーにより多くの構成があり、またそれぞれの構成において、より方、より方向、めっきの有無、引張強さ、グリースの種類など組み合わせが生じるので、その種類は、数千種類に及びます。
- どんな種類のワイヤロープを使用すればよいですか?
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ワイヤロープは、その種類によって特徴が大きく異なります。強度、疲労寿命、柔軟性、耐食性など、要求特性に合わせて種類を選ぶことが非常に重要です。ワイヤロープの選定にあたっては、お近くの当連合会会員にお問い合わせください。
- 同じ種類のワイヤロープであれば、どのメーカー品でも品質は同じですか?
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ワイヤロープは安全に直結する材料です。したがって、確実に品質管理された製品を選択することが不可欠となります。当連合会では、高品質の国内JISメーカー製品を主に取り扱っておりますので、安心して高品質のワイヤロープを提供することが出来ます。
- ワイヤロープを注文する場合、どんな情報が必要ですか?
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ワイヤロープの用途、該当する規格、ロープの呼び又は構成記号、めっきの有無、グリースの種類、より方及びより方向、種別又は破断力、ロープの公称径、長さ及び本数(丸数)、加工の有無
詳細は注文先の当連合会会員にお問い合わせ下さい。
- ワイヤロープは何年くらい使用できますか?
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ワイヤロープの寿命は、使用条件、環境などにより大きく異なりますので、一概には言えません。なお、法規により、ワイヤロープには廃棄基準が定められていますので、それを参考にお客様の使用実績に合わせて、管理していくことが望ましいと思います。
- 玉掛索と台付索の違いは何ですか?
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玉掛索は荷や物をつり上げる目的に使用され、台付索は荷や物を固定する目的で使用されます。玉掛索にはアイスプライス加工方法に法的規定があり、安全率は6以上です。台付索はアイスプライス加工方法に法的規定はなく、安全率は4以上となっています。いずれもロープ加工技能士の資格を有する者、又は、十分な技能及び経験を有する者が加工することが必要です。